Pentax SP



Taro's View!!
【Asahi Pentax SP】


タフでやさしく頼りになるやつ。
アサヒペンタックスSPのモノ語りです。


 細かいスペックは他に詳しいサイトがありますので、そちらにお任せすることにします。このカメラはかれこれ15年前(1990年くらい)に始めて触ったカメラです。原点です。親が大切にしてていたものですが、勝手に持ち出して、自分のものにしてしまいました。このカメラは完全機械式で露出はカメラのほうで決めてくれましたが、シャッタースピードは自分で決めなくてはいけません。
世はオートフォーカスがそろそ定着してきたころ。お金のない私はEOSやNikonなどを尻目にこいつを首にぶら下げてあちこち出かけました。南は西表島のジャングルをハブの姿に怯えつつ籔を漕ぎ、川に流され、北は知床半島で熊の姿に怯えつつ沢をつめ、はては雪山から富士山まであちこちでかけました。水浸しにはなるは、-20度で凍らされるは、落っことされるは、使用条件はきわめて過酷でボロボロになってしまいました。就職して京都をふらついているときもこのカメラがメインでしたね。よく働いてくれました。途中水浸しになったところで露出計は壊れ、体内露出計に磨きをかけて撮影しておりました。写真撮影の初歩をこのカメラで体得いたしました。このためカメラには頑健であることが一番という価値観が出来上がりました。
タクマーのレンズも実にやわらかで自然や人物の描写はいまでも大好きで大切にしております。まだまだ現役。現在はM42マウントのレンズをあれこれつけて遊んでいます。実はこいつは2代目で、某中古カメラ屋さんでレンズとセットで8千円でした。

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